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 日々感染のリスクと闘いながら、新型コロナウイルス感染症に対処する医療従事者たち。感染対策が長期化するなか、緊張やストレスを強いられ続ける医療従事者たちを支えようと、クラウドファンディング(CF)を利用した支援や物資の寄贈など、県内でも取り組みが広がっている。

 新型コロナウイルスと闘う医療従事者を支援しようと、岐阜県飛驒地域の2市1村やNPO法人などが2日、クラウドファンディング(CF)を立ち上げた。1千万円を目標に寄付を募り、飛驒地域の医療機関にマスクや防護服などを届けるという。

 飛驒地域には感染症指定医療機関が1カ所しかない。これまで飛驒地域で感染者は確認されていないが、感染者が出た場合、「医療崩壊」が懸念されるため、マスクや防護服などを調達するための資金を住民らから募ることにした。

 CFは高山、飛驒両市や白川村のほか、認定NPO法人「まちづくりスポット」や地元の金融機関が連携した。来月30日まで3千円から寄付を受け付け、返礼品はない。

 地域の医療機関ではマスクなどの必需品を節約して使っているといい、寄付金は防護服やフェースシールドなどの購入に充てる。家族への感染を心配し、自宅に帰れない医療従事者の宿泊費などに活用することも検討している。

 この日会見した高山市の国島芳明市長は「住民で医療を守っていくという意識を高めていきたい」と意欲を語った。寄付は(https://camp-fire.jp/projects/view/280628別ウインドウで開きます)から。(山下周平)

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 全国の感染症指定医療機関に、大垣市などで作られた菓子を届けようと、市菓子業同盟会青年部が資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。目標は200万円で、感染者が多い東京都や北海道、大阪府などの医療機関約20カ所へ贈ることを目指す。

 青年部が企画し、会員の金蝶園総本家、田中屋せんべい総本家、烏骨鶏本舗、餅惣、でんすん堂斉秀、鈴木栄光堂、伊吹堂、松下製餡所、御菓子つちや、みやこ屋の10社が参加。1医療機関あたり10万円の支援で15万円分のお菓子の詰め合わせを用意。6月中旬からの発送を予定している。1口3千円から協力でき、1万円以上の支援者には参加企業の菓子を返礼品として送る。締め切りは6月末。

 同盟会は1947年に発足。現在は大垣市を中心に菓子製造や原材料メーカーなど約50社が加盟する。5月27日には青年部から愛知県の病院に箱詰めの菓子を寄付した。

 5月25日から募集を始め、すでに20万円を超える支援が寄せられた。青年部長の寸田就雅さん(42)=でんすん堂斉秀社長=は「命をかけて新型コロナウイルスと闘う医療従事者を応援したい。お菓子はほっと息をつき、笑顔になれる力がある」と話す。

 CFサイト「グリーンファンディング」(https://greenfunding.jp/別ウインドウで開きます)で「大垣市」などで検索できる。(板倉吉延)

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 県は、ふるさと納税やクラウドファンディング(CF)を使った医療従事者への支援を募っている。新型コロナウイルスの治療にあたる医師や看護師が利用する宿泊施設代、医師らに支給する手当に充てる。

 返礼品がある通常のふるさと納税で、使い道に「ストップ新型コロナ!がんばろう岐阜」を選ぶか、返礼品のないCF型のふるさと納税で寄付する。

 2日までに通常のふるさと納税は約340万円、CF型は約185万円の支援が集まっている。CF型は8月8日を期限に、総額800万円の支援を目標にしている。県地域振興課の担当者は「医療関係者のため、多くの皆さまからのご寄付を期待しています」と話す。問い合わせは同課(058・272・8197)、ポータルサイト「ふるさとチョイス」まで。