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 日本海のマダイを1匹丸ごと使う高級だし作りが、佐渡市の佐渡漁協小木支所で2日から始まった。観光自粛で高級魚の需要が激減する中、「コロナに負けまい」との思いが込められている。

 マダイだしを作るのは同支所女性部の15人。高津富子部長(75)によると、郷土の料理文化を伝承しようとトビウオであごだしを生産・販売してきたが、不漁で昨年、マダイに切り替えた。すると、約200本が完売。昨年には、活動が県青壮年・女性漁業者交流大会で優秀賞も受賞した。

 水揚げしたばかりの新鮮なマダイを焼き、40時間乾燥させて完成。30センチ前後の尾頭付きの原形のまま1本ずつ袋詰めする。汁物や煮しめ、炊き込みご飯やラーメンの具にも。高津部長は「熟成させるとどんどんおいしくなります」と話す。袋には「コロナに負けずに頑張ります」とのあいさつ文も入れた。

 1本1500円。注文や問い合わせは佐渡漁協小木支所(0259・86・3125)へ。(古西洋)