在宅続く高齢者、食事減ってない? 元気になる食べ方は

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大村美香
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 私は母と同居しています。4月から私はほぼ在宅勤務となり、母も日々楽しみにしていたヨガのクラスや友人との集まりもなくなって、2人で家にいる時間が長くなりました。朝昼晩と食事を共にするなんて、子どもの頃に戻ったようです。

 一緒に食べていて、母の食事量が気になり始めました。「動いてないからおなかがすかない」「お昼きっちり食べたから夜はちょっとでいい」などと言いながら、どうも普段より量が減っていないか……?後期高齢者に入る世代で不活発な生活に加えて食が細くなると、「これをきっかけに体が弱くなってしまわない?」と取り越し苦労と思いつつも心配が。今後も新型コロナウイルスを警戒し外出に気を遣う日々が続きます。これを機会に、高齢者が元気で過ごすため、食事や栄養でどんなことに注意したらよいか、取材しました。

 東京都健康長寿医療センター研究所は、少量ずつでも多様な食品を食べるよう呼びかけています。10の食品群を示し、この中から1日七つ以上をとるのが目安。特にたんぱく質を多く含む肉、魚、卵、大豆製品、牛乳・乳製品の五つは、それぞれ片方の手のひらにのる程度の量を食べるとよいといいます。高齢者が筋肉量を落とさないためには、たんぱく質を十分に摂取することが大切です。同研究所研究員の横山友里さんは「この分量でおおよそたんぱく質50gが含まれています。ご飯やパンなど主食に含まれるたんぱく質の量も考慮すると、高齢者が最低限必要なたんぱく質の量に達するというレベルです」と話します。

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 最初から5種類を完璧にそろえなくても、少量でも加えてみるのが良いそうです。例えば、魚なら、しらす干しやサケフレークをご飯に少しかける、でもOK。「単品になりがちな朝食、昼食に取り入れるのが第一歩になります」。

 なお、厚生労働省の「日本人…

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大村美香
大村美香(おおむら・みか)朝日新聞記者
1991年4月朝日新聞社に入り、盛岡、千葉総局を経て96年4月に東京本社学芸部(家庭面担当、現在の生活面にあたる)。組織変更で所属部の名称がその後何回か変わるが、主に食の分野を取材。10年4月から16年4月まで編集委員(食・農担当)。共著に「あした何を食べますか?」(03年・朝日新聞社刊)