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 配当などを約束して米販売事業への出資を募り不正に現金を預かったとして、埼玉県警は3日午前、同県秩父市の男(37)と東京都内の30~50代の男女の計5人に任意同行を求めた。容疑が固まり次第、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで逮捕する。捜査関係者への取材でわかった。県警は男らが2017年7月~18年12月、約50人から計約9億円を集めた疑いがあるとみて調べる。

 捜査関係者によると、5人は17年7月~18年4月ごろ、「農協を通さずに仕入れた米を消費者に提供し、利ざやを配当する。元本は保証する」などとうたい、さいたま市の30代男性ら7人から業として現金計5千万円を預かった疑いがもたれている。

 秩父市の男が事業を統括し、ほかの4人は勧誘や配当の管理を担当。県警は「投資セミナー」を開くなどして勧誘を重ねていたとみている。セミナーの参加者に借りていた米倉庫を見学させることもあったという。男は過去に別の事業をしていたが、4人のうちの1人と米販売事業を始め、その後、残りの3人も加わったという。

 18年11月、出資者の都内の女性が「配当が滞っている」と県警に相談し、発覚した。県警が出資者らに聴いたところ、出資当初は配当があったという。