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 新型コロナウイルスの影響を受けた困窮学生に国が最大20万円を給付する支援策で、外国人留学生に「成績優秀者」という要件が設けられたことについて、ベトナム人の留学生が2日、国会内の集会で「生活が困っていることと成績は別の問題」などと訴え、政府に一律の支援を求めた。

 「バイト切り被害の外国人留学生について」と題した野党合同国対ヒアリングに参加したのは、専門学校や大学で学ぶ3人。

 専門学校生のグエン・バン・バオさん(21)は、居酒屋と日本語学校でバイトをし、月13万円の収入があったが、コロナ禍で3万円に激減。留学生のバイトは週28時間以内と定められていることなどを引き合いに、「自分でなんとかしたくても日本人のようにも働けないので、政府に助けてほしい。成績がいい人しか支給しないというのは人権問題にもなる」と語った。

 これに対し、ヒアリングに出た文部科学省の担当者は「学びをあきらめていただきたくない」と留学生にも支援する意義を強調。野党議員からは「ならば成績要件は外して、みんなに頑張ってねというのが普通じゃないか」との声が出た。

 在日ベトナム人を支援しているNPO法人「日越ともいき支援会」代表の吉水里枝さん(50)は「学びを諦める前に、生きることを諦めてしまう人が出るかもしれない」と話した。(平山亜理