[PR]

 北海道大樹町の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ(IST)」は、新型コロナウイルスの影響で大型連休中に予定していたロケットの打ち上げを延期した。感染症対策を行い、無観客での打ち上げを計画していたが、「町民の不安を払拭(ふっしょく)できない」という町の要請を受け入れた。コロナ下でも町民の理解を得て、次回の早期打ち上げを勝ち取るため、思いを伝える活動に力を注ぎ、6月中に再び打ち上げに挑むことが決まった。

拡大する写真・図版今回打ち上げを予定しているインターステラテクノロジズの小型ロケット「MOMO」5号機=2019年12月24日、北海道大樹町

 「大樹町のみなさんに、ぜひ知ってほしい思いがあります」。大樹町中心部にある「道の駅コスモール大樹」の玄関付近に置かれたモニターで、ISTの稲川貴大社長が語りかける。ロケット打ち上げについて住民理解を得るため、同社が大樹インターステラ後援会とともに制作した動画だ。打ち上げ延期後の5月中旬から上映し、ユーチューブでも公開。同じ趣旨のチラシを新聞折り込みなどで各家庭にも配布した。ロケット事業に対する思いや、打ち上げの期間が限られている事情、同社の感染症対策などを訴えている。

拡大する写真・図版北海道大樹町の道の駅コスモール大樹で流されているインターステラテクノロジズの動画を見る人=2020年5月27日午後2時半、北海道大樹町

 稲川社長は「ロケット事業はクライアントの荷物を宇宙に届ける『輸送業』。打ち上げはイベント的な要素も一部あったのは事実だが、これを止めたら企業として立ち行かなくなる。ところが今回は、打ち上げがお祭り的なイベントとして捉えられてしまい、『中止しても大丈夫でしょ』と見られてしまった。その辺のギャップとか、宇宙ビジネスに革命を起こしたいという我々の思いを知ってもらいたいと思った」と話す。

 5月の打ち上げは見学場を設け…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら