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 2017年の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線の復旧方法をめぐり、福岡県の小川洋知事らが2日、JR九州本社で青柳俊彦社長と会談し、JR案より専用道を延伸したバス高速輸送システム(BRT)による整備を要請した。青柳社長は「延伸案について最大限尊重しながら検討を進めたい」と応じた。

 同県東峰村の不通区間全体を含めた彦山(添田町)―宝珠山(同村)の14・1キロを専用道とするBRTの整備や地域の観光振興に取り組むよう求めたという。

 鉄道復旧を求めていた同村が5月に延伸案を受け入れ、事実上BRTで決着。これを受け、JRも「一歩前進」と評価した一方、専用道については彦山―筑前岩屋(同村)の7・9キロとする案を「利便性が高く持続可能なもの」として示している。今後は県とJRで協議を重ね、その後、沿線自治体も含めた復旧会議で議論するという。

 小川知事は取材に「地域の皆さんが決断してくれた重さをJRに受け止めてもらいたい」と述べた。

 小川知事はこの日、九州観光推進機構も訪れ、沿線地域の観光振興への取り組みを要請。石原進会長は「全力で支援することをお約束する」と応じた。(渕沢貴子、松本真弥)