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 東京・小笠原諸島だけにすみ、個体数が激減していることから「令和で最初に絶滅する恐れのある鳥」とも言われるオガサワラカワラヒワが、従来考えられていたカワラヒワの亜種ではなく、独立した種であることが山階鳥類研究所の齋藤武馬研究員や、森林総合研究所などの調査でわかった。研究者らは保全の必要性を訴える。

拡大する写真・図版オガサワラカワラヒワ=川上和人さん撮影

 この鳥は全身がオリーブ緑色で、樹木の種子などを食べる。かつては、東京都心から南に約1千キロほど離れた小笠原諸島に広く分布していた。しかし船から侵入したクマネズミやドブネズミに卵を食べられるなどして数が激減。現在は、同諸島の母島に近接する島々と南硫黄島に400羽以下しかいないと推定されている。

 環境省のレッドリストでは現在、本州などにすむカワラヒワの亜種の一つとして、「ごく近い将来、野生で絶滅の危険性が極めて高い」絶滅危惧IA類に指定。同類にはコウノトリ、トキ、ヤンバルクイナなども含まれる。

 最近、同研究所などのチームがこの鳥の分類学上の位置づけを調べたところ、他の亜種から約106万年前に分かれ、体が小さく、くちばしが大きいという形態的な特徴もあることがわかり、論文発表した。チームは亜種ではなく独立した種として扱うことを提案している。小笠原諸島でみられる様々な生物の独自の進化を解明する上で貴重な発見といえそうだ。

 同研究所の齋藤武馬・研究員は…

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