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 国史跡の大塚山古墳(奈良県河合町)で二つの穴が掘られ、円筒埴輪(えんとうはにわ)2体が抜き取られる事件があった。町が3日、発表した。埴輪1体の破片は5日後に現場付近に戻され、もう1体は約1カ月後に接着剤でくっつけられた状態で置かれていた。県警が文化財保護法違反の疑いで調べている。

 現場は古墳後円部と前方部のくびれ付近。4月26日に見学にきた男性が直径約30センチ、深さ約40~45センチの二つの穴などを見つけ、翌日に町教育委員会に連絡。町教委職員が埴輪2体がなくなっているのを確認し、県文化財保存課や県警に通報した。

 5月1日、穴から約3メートルのところで、町教委職員が埴輪1体の破片10点を発見。28日には、十数点の破片を接着剤でくっつけた状態の埴輪(直径約30センチ、高さ約45センチ)が現場に戻されていた。町教委は橿原考古学研究所(奈良県橿原市)などと調査し、29日に埋め戻し作業を終えた。破片に傷があり、掘り返した際に工具のようなものが使われた可能性があるという。

 町教委や県によると、古墳周辺に防犯カメラはなく、県の文化財保護指導委員が月1回巡回している。3月の見回りでは異常がなかった。町教委は古墳への登り口を封鎖し、立ち入りを禁止している。戻された埴輪や破片は、今秋の文化財展などでの公開も検討しているという。

 町教委などによると、大塚山古…

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