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 菅義偉官房長官は3日の記者会見で、政府がこれまで使ってきた「繁華街の接待を伴う飲食店」との言い回しを「キャバレーなどの接待を伴う飲食店」に変えた。企業が取引先を飲食店に招く接待と「誤解される恐れが数多くあった」ためだという。

 クラスター(感染者集団)が確認された場所などとして、政府は4月11日の新型コロナウイルス感染症対策本部で、繁華街の接待を伴う飲食店を利用しないよう国民に求めることを決め、同日改定の基本的対処方針から盛り込んでいる。安倍晋三首相や新型コロナ対応を担当する西村康稔経済再生相も方針の表現に沿って発言してきた。

 5月25日に全国で緊急事態宣言が解除され、各地の飲食店も徐々に営業を再開しているが、菅氏は、企業の接待利用が多い飲食店が「誤解され、従来の顧客が訪れていない現状があった」と説明。関係者によると、政府に言い回しの変更を求める声が寄せられていたという。

 内閣官房が自治体向けに出している通知では、「キャバレー、ナイトクラブ等の接待を伴う飲食店」との表現も使っており、今後はこの言い回しにして業種を例示していくとしている。(安倍龍太郎)