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 ヒトのES細胞やiPS細胞から毛包や皮脂腺などを含んだ皮膚組織をつくることに成功したと、ハーバード大などの研究チームが発表した。ES細胞ではこの組織を移植したマウスで発毛も確認しており、脱毛症や薄毛などの治療につながる可能性がある。4日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。

 ES細胞は、受精卵からつくることができ、体の様々な組織や臓器になれる。皮膚や血液の細胞に、細胞を初期化する遺伝子を入れてつくるiPS細胞も同様の能力があり、まとめて多能性幹細胞とも呼ばれる。

 チームは、ヒトのES細胞やiPS細胞を特定の条件で4、5カ月培養することで、皮脂腺や神経回路、毛包まで含む表皮や真皮の層でできた皮膚組織をつくった。このうちES細胞由来の組織をマウスの背中に移植すると、移植箇所の55%で2~5ミリメートルの毛が生えた。ただ、そのほかの22%は皮膚の中に毛が埋もれる埋没毛になり、残り22%は技術的な問題で失敗した。

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