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 両親が新型コロナウイルスに感染してしまったら、最悪の場合、子供は児童相談所が一時保護へ――。北海道はそんな方針を3日、道議会少子・高齢社会対策特別委員会で示した。現実には、保護先の施設における感染拡大のリスクもあり、対策の具体化をまだできていないという。

 感染者の家族ら濃厚接触者は、自宅で待機の上、経過観察を行うのが原則になっている。志賀谷隆道議(公明)は道議会特別委で「両親がともに感染した場合、子供の養育をどのように行おうとしているのか」と質問した。道自立支援担当課長は、他の親族による養育などができない場合として、「児童養護施設や医療機関への委託なども含め、児童相談所による一時保護を行い、保護者の方が安心して治療に専念できるよう努める」と答弁した。

 道子ども子育て支援課によると、児童相談所による一時保護は、厚生労働省が4月に都道府県などに出した複数の事務連絡に沿った方針という。ただ、道立児童相談所の管内ではこうしたケースはまだなく、具体的な施設も未定という。「そういう事態になれば、やりくりをしながら対応する」(同課)のが実情という。(松尾一郎)