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 医師の診察前に、タブレット端末でAI(人工知能)が問診するシステムを6月1日、静岡県藤枝市立総合病院が導入した。問診時間の短縮など効率化をはかるのがねらい。県内では浜名病院(湖西市)に次ぐ導入で、公立病院では初めてという。

 救急車による搬送以外で、救急外来を利用する患者が対象。タブレットに年齢、性別、主な症状を「腹痛」などと入力すると、AIが約3500種類の質問データから「下痢はありますか?」「おなかのはりはありますか?」「吐き気はありますか?」など十数問を選び、表示する。回答の所要時間は約3分。

 医師は、問診結果を診察室のパソコンで確認する。平均約10分の問診時間を6分短縮でき、視診や触診などにより時間を割けるという。同病院の救急外来患者数は年間約1万5千人。そのうち約1万人がAI問診を受けることになる。(阿久沢悦子)