[PR]

 3日の米ニューヨーク株式市場は、米経済の早期回復への期待から、主要企業でつくるダウ工業株平均が大幅続伸し、前日比527・24ドル(2・05%)高い2万6269・89ドルで終えた。2万6000ドルの節目を回復したのはほぼ3カ月ぶり。

 ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数も続伸。同74・53ポイント(0・78%)高い9682・91と3カ月半ぶりの高値となり、2月19日の史上最高値(9817・18)に迫った。

 新型コロナウイルスで滞っていた経済活動を再開させる動きが全米で広がり、投資家がリスクを取る姿勢を強めている。米雇用サービス会社が3日発表した5月の雇用リポートは、非農業部門の民間就業者数が前月比276万人減と、市場予想(875万人減)より減少幅が小さかった。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した5月の非製造業景況感指数も市場予想を上回った。

 中西部ミネソタ州で白人警官が黒人男性を死なせた事件を機に、抗議デモが全米に広がっているが、極端な暴力行為は沈静化しつつあると受け止められた。

 コロナ危機で株価が急落していた大手航空会社や、航空機ボーイングなどが大きく買い戻された。景気動向の影響を強く受ける銀行株も高い。(ワシントン=江渕崇)