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 トランプ米大統領は3日、米FOXニュースのラジオ番組で、米ホワイトハウス前の抗議運動が行われていた5月29日、ホワイトハウスの地下壕(ちかごう)内に入ったことを明らかにした。ただし、危険回避のために退避したのではなく、「視察」のために地下壕に下りた、と主張した。

 トランプ氏は5月29日に地下壕内に入っていたのは「ほんの短い時間帯であり、主には視察のためだった」と語った。同日夜、ホワイトハウス前のラファイエット広場には数百人が集結し、警官隊と小競り合いを繰り広げた。複数の米メディアはトランプ氏は大統領警護隊(シークレットサービス)に導かれ、地下壕に入ったと伝えていた。ただし、トランプ氏はこれらの報道を「誤っている」と指摘し、地下壕に入ったのは夜ではなく、日中だったと主張した。

 トランプ氏は翌30日午前、自身のツイッターに投稿し、シークレットサービスの対応を「プロフェッショナルだ」と褒めたたえ、デモ隊が敷地内に入れば「凶暴な犬と恐ろしい武器」が待ち構えていたと挑発した。複数の米メディアは、1日に催涙ガスで平和的な抗議集会に参加していた人々を強制排除し、トランプ氏が教会前で写真撮影をするというパフォーマンスを見せたのは、地下壕に退避したという報道に不服を持っていたからだとの見方を伝えている。(ワシントン=園田耕司)