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 将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)のタイトル初挑戦を懸けた対局が4日、東京都渋谷区の将棋会館で始まった。第91期棋聖戦(産経新聞社主催)の挑戦者を決めるトーナメントの決勝で、相手は永瀬拓矢二冠(27)。藤井七段が勝てば、史上最年少でのタイトル挑戦となる。

 先手番は永瀬二冠。対局が午前10時に始まると、ほどなくして▲2六歩と指した。戦型は、激しい戦いになる可能性を秘めた「相懸かり」になった。2人は日頃から練習対局をする間柄だが、公式戦では初対戦となる。夜までに終局する見通し。

 この日の勝者と渡辺明棋聖(36)=棋王、王将とあわせ三冠=との五番勝負第1局は8日に行われる。藤井七段は同日時点で17歳10カ月20日。挑戦者になれば、屋敷伸之九段(48)が1989年に作ったタイトル挑戦の最年少記録を4日更新する。

 藤井七段は2016年、史上最年少の14歳2カ月でプロ入りし、翌年には公式戦29連勝の新記録を打ち立てた。全棋士が参加する朝日杯将棋オープン戦で2連覇するなど、類いまれな活躍を続けている。(村瀬信也