拡大する写真・図版火の用心を呼びかける札。この札を各家庭に届け、あわせて寄付も募る例があるようだ=2020年3月31日午後4時32分、板倉大地撮影

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 「私は納得がいきません」。青森市のホームページ(HP)に、そんな投稿が届いた。地域の防災を支える消防団の団員が家を訪れ、寄付金を求められたという。こうした行為は条例で禁じられているというが、同じような苦情は地元の消防本部にも毎年のように寄せられているらしい。実情を探った。

 青森市のHPに苦情が届いたのは、今年1月下旬。投稿によると、年に一度、消防団員が自宅を訪れて「火の用心」の札を置いていき、その際に寄付金を募られるという。市はHP上で「寄付を求める行為について禁止するよう全団員に改めて周知徹底させます」と回答した。

 市内40の分団に所属する約1700人の消防団員の服務などを定めた市の条例では、金品や接待を受けたり求めたりすることが禁じられている。青森地域広域事務組合消防本部の担当者によると、寄付金を募る行為に対する苦情は10年ほど前から寄せられており、各分団に再三注意を促しているという。

 2月の初午(はつうま)祭の時期にあわせて分団ごとに各家庭を回り、防火を呼びかける一方で寄付も募っている例があるとみられるという。同本部の担当者は「防火のための訪問は認めているが、寄付金集めは認めていない。消防団の印象を悪くする行為で、危機感を持っている」と話す。

■「何十年も前から続く…

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