拡大する写真・図版葉の上でじっとしているニホンアマガエル。この動作は「晴れ」の予報=2020年6月2日、鳥羽水族館

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 本格的に梅雨入りするのを前に、鳥羽水族館(三重県鳥羽市)に恒例の名物コーナーが登場した。カエルとイモリ、そして、げたが天気を予報する企画だ。その的中率はいかに――。

 2日午前10時前、水槽の中にいる10匹のニホンアマガエルは目を半開きにし、ほとんど動かない。隣の水槽にいる10匹のアカハライモリの大半は水槽の底にへばりつく。担当飼育員の竹居桃香さん(25)は言う。「明日は晴れの予報です」

拡大する写真・図版アカハライモリ。水槽の底にいると「晴れ」の予報=2020年6月2日、鳥羽水族館

 湿気が多いと活性化する両生類の特徴を生かしたコーナーは、2006年に登場した。翌日が雨だと、カエルやイモリは元気よく動き、晴れだとじっとしていることが多いという。

 一時、中断していたが、来館者の要望に応える格好で昨年から再開。朝と夕方の1日2回、天気を予報する。朝の測定時には担当飼育員がげたを投げ、その着地の仕方によって天気を占う。ちなみに、2日朝に竹居さんが放り投げたげたはまっすぐ着地し、晴れの予報となった。

拡大する写真・図版げたを投げる竹居桃香さん。「晴れ」の予報になった=2020年6月2日、鳥羽水族館

 昨年の的中率はカエルが29%、イモリが44%、げたが35%だった。竹居さんは「イモリが最も湿気を感じやすいのかなと思うが、今年はぜひカエルに頑張ってもらい、少なくとも的中率はげたを上回ってほしい」と話していた。(安田琢典)