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 大阪府枚方市は4日、ユーチューブの公式チャンネルで、地元ゆかりの若手アーティストが実演する動画「アート・スプラウトWEB版」の配信を始めた。新型コロナウイルスの影響で活躍の場を失ったアーティストを支援するためだ。16本を順次公開していく。

 出演するのは、市の「アーティストバンク」に登録している人たち。スプラウトは英語で「新芽」の意味だ。ピアノやバイオリン奏者、日本舞踊、ストリートダンスなど31の個人・団体が登録している。

 このうち動画出演を希望した16個人・団体のパフォーマンスや自己紹介、メッセージを市が収録して配信する。出演者には1人あたり2万円(団体は5万円まで)の報酬を払う。

 第1弾として4日に配信されたのは、日本舞踊(藤間流)の師範、藤間(ふじま)皓也(こうや)さん(36)だ。

 枚方市出身の藤間さんは自己紹介する動画の中で、新型コロナの影響で活動ができていないと明かし、「在宅で文化芸術に触れていただく良い機会。精いっぱい勤めさせていただきます」。別の15分30秒の動画では、長唄「新曲浦島」で、さおと扇子を使い、大海原や漁火などの情景をじっくりと表現してみせた。

 市はアーティストバンクに登録したアーティストを学校に派遣したり、民間事業者に紹介したりしてきた。年5回、無料でパフォーマンスを披露してもらう場も設け、市民には好評だったが、新型コロナの影響で3月以降は開催できていない。再開も未定だ。

 来年は多彩な文化公演に対応した枚方市総合文化芸術センターが開館する。市文化生涯学習課の担当者は「文化芸術を絶やさず市民に届けたい」と話す。

 ユーチューブ公式チャンネルには枚方市ホームページから入れる。(堀之内健史)