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 5月の輸入車の販売台数(日本メーカーの海外生産分を除く)は前年同月比46・4%減の1万2522台で、現行の形式で統計を取り始めた1988年以降で最大の下げ幅となった。下げ幅は2カ月連続で過去最大を更新。日本自動車輸入組合が4日、発表した。

 4月の下げ幅は36・9%減。過去最大だったリーマン・ショック後の2008年11月の下げ幅(36・7%減)を上回り、5月はさらに大きく落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言で積極的な営業活動ができず、外出自粛で販売店への客足が落ち込んだことも大きく響いた。前年割れは消費税率が10%に引き上げられた昨年10月以降、8カ月連続。

 ブランド別では、独メルセデス・ベンツが40・7%減の2694台で首位。独BMWが53・9%減の1706台、独フォルクス・ワーゲン(VW)が57・4%減の1605台、VW傘下のアウディが45・7%減の1072台、BMWの小型車ブランドMINI(ミニ)が50・2%減の1046台で続いた。主要ブランドは軒並み大幅減となった。

 08年9月のリーマン・ショック後は、翌10月から09年4月まで20%超の大幅減が続いた。同組合は「緊急事態宣言の解除後は客足が戻りつつあるが、回復時期は見通しづらい状況が続いている」と話している。(木村裕明)