[PR]

 国内最悪といわれる産業廃棄物の不法投棄事件が起きた瀬戸内海の豊島(てしま)(香川県土庄町)。住民らが県に産廃の撤去を求めた公害調停の成立から、6日で20年になる。産廃の撤去と処理は完了したとされ、今は「アートの島」としても人気だが、現場では今なお地下水の浄化作業が続いている。

ヤマツツジ咲く美しい島が…

 茶色の山肌がむき出しの広大な地面のそこかしこに、ポンプやホースが張り巡らされている。掘削した土砂を運ぶダンプカーが、音を立てて行き来する。

 瀬戸内海国立公園内にある豊島の西端部。揚水や化学処理による地下水浄化作業が続いている。

 「白い砂浜が続き、きれいな場所だった。『節句の花見』といって、ヤマツツジを見ながらお弁当を食べたのが幼い頃の原体験に残っている」。住民団体「廃棄物対策豊島住民会議」の事務局長・安岐正三さん(69)は振り返る。半世紀近く現場の変容を見守ってきた。

 発端は1975年。産廃処理業…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら