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 8月に新潟県湯沢町で開催予定だったフジロック・フェスティバル事務局は5日、年内の開催中止を発表した。事務局は「来年8月へ延期」と説明している。海外ミュージシャンの参加が多い同フェスだが、世界的に新型コロナウイルスの感染収束のめどが立たず、海外から日本への入国規制が続いていることなどから開催を断念した。チケットは来年のフェスでも有効だが、払い戻しにも応じる。

 1997年に始まったフジロックは、日本のロックフェスティバルの先駆的存在として知られ、昨年は3日間で13万人を動員した。ボブ・ディランやエミネムなど毎年世界的ミュージシャンが参加。今年は8月21~23日にジャクソン・ブラウンやザ・ストロークスなど、60組以上が参加する予定だった。これまで悪天候での一部中止はあったものの、完全な中止は初めて。

 発表では「人々が互いに尊敬し合い、健康と安全を取り戻せる未来が近い事を信じ、来年の8月に苗場でお会いできる事を楽しみにしています」としている。 フジロックを主催するスマッシュの代表で、97年の立ち上げから関わっている日高正博さんは、「数カ月の延期も考えたけど、苗場は9月になれば朝晩はストーブをつけるほどの寒さになり、11月には初雪が舞い始め、明けて4月までは雪が残っている。スキー場だから、当たり前だ。東京オリンピックを真似(まね)たわけじゃないけど、来年の8月に延期します。2021年8月20、21、22日になります」「来年は今年の分も含めた2年分のエネルギーで、苗場で、楽しもう。約束するよ。そして、今年のチケットをキープしてくれた人達(たち)に、記念になるような面白いプレゼントも考えています」などとするコメントを発表した。