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 米スラックと、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は4日、企業向けのコミュニケーションツールでの連携強化を発表した。スラックは、自社のツールに、AWSの音声やビデオ会議機能を組み合わせることで、マイクロソフト(MS)のツール「チームズ」に対抗する狙いがある。

 スラックは企業向けのチャットで急成長しており、以前から米アマゾンの子会社「AWS」のクラウドサービスを利用してきた。新型コロナウイルスによる世界的な巣ごもりで、利用者を増やしているものの、テキストによるチャットが中心のスラックは、音声やビデオ会議の機能拡充が課題になっていた。

 このため、スラックとAWSは今回新たな複数年契約を結び、アマゾンが提供するコミュニケーションツール「チャイム」を、スラックに組み込むことにした。一方、AWS側は、スラックをアマゾン内のコミュニケーションで使えるようにする。従業員数が80万人超に上るアマゾン内での利用が広がれば、スラックにとってメリットが大きい。

 コロナ禍で在宅勤務が急増するなか、MSの「チームズ」はテキストによるやりとりに加え、音声やビデオ会議機能が統合されており、利用が大きく増加していた。(サンフランシスコ=尾形聡彦)