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 インターネット上の海賊版対策を強化するため、著作権を侵害したコンテンツのダウンロード(DL)の規制対象を広げる著作権法改正案が5日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。2021年1月に施行される。著作権者に許可なく違法に公開されたものと知りながら漫画や写真、論文などの著作物をDLすると、私的な目的であっても違法となる。

 音楽と映像についてはすでに規制されているが、すべての著作物に拡大される。もともと有料の著作物の海賊版を反復・継続してDLすれば、2年以下の懲役や200万円以下の罰金の刑事罰が科される。

 ただ、数十ページの漫画のうちの数コマのような「軽微なもの」や、スクリーンショットの一部に写り込んだ場合などは規制対象外とした。このため、市民のネットでの日常的な情報収集には影響がないと政府は説明する。また、海賊版のありかに誘導する「リーチサイト」への規制として運営者への刑事罰などが盛り込まれ、今年10月に施行される。(丸山ひかり)