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「コロナ予防」など誇大広告の疑い 38商品に改善指導

新型コロナウイルス

兼田徳幸
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 新型コロナウイルス感染の予防効果をうたったインターネット上の誇大広告を監視している消費者庁は5日、新たに35事業者の38商品について、景品表示法違反(優良誤認)などの疑いがあるとして、改善を指導したと発表した。

 健康食品が31商品を占め、「海藻類のフコイダンが新型コロナウイルス肺炎の重症化を防ぐ」「茶カテキンでコロナ予防を!」といった表示が確認された。全国的な感染拡大に歯止めがかかり、免疫力のアップを訴求する宣伝が目立ち始めたという。

 ほかに除菌・抗菌スプレーで、「新型コロナウイルスを瞬間破壊!」といった表示がみられたという。

 消費者庁は「新型コロナウイルスは特性が必ずしも明らかでない上、民間施設での試験が不可能な現状では、予防効果を標榜(ひょうぼう)した商品は客観性や合理性に欠ける」と指摘している。

 健康食品の安全性や有効性については、国立健康・栄養研究所のウェブサイト(https://hfnet.nibiohn.go.jp/別ウインドウで開きます)が調査結果をまとめている。(兼田徳幸)

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