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 新型コロナウイルスの感染予防で面会ができない入院患者と家族らのため、福井県敦賀市の市立敦賀病院で、パソコンのテレビ電話を使ったオンライン面会が1日から始まった。各地の病院で面会制限が続く中、短い時間でも顔を見て話がしたい、という患者らの思いを大事にした新たな面会の形だ。

 新型コロナの感染拡大を受け、敦賀病院は3月9日から面会を中止し、緊急事態宣言の解除後も患者の安全を考え継続している。

 そんな中、同病院では入院患者や家族らから顔を見て話がしたいとの要望を受け、カメラ付きのパソコンを用意。通話ソフト「Skype(スカイプ)」を使って、病室と面会室で会話ができるようにした。

 利用時間は平日午後2~4時で、1日最大6組。1回の面会時間は10分程度。希望者は電話で事前予約する。同病院の織田一宏事務局長は「新しい面会の方法として、当面はこの形を続けたい」と語った。

 3日、美浜町の加茂栄作さん(67)が、骨折で入院中の母米子さん(88)と2週間ぶりにオンラインで面会した。久々に家族の笑顔を見た米子さんは「早く家に帰りたいからリハビリを頑張る」と話すと、栄作さんは「待っとるで」と応じた。栄作さんは「感激しました。顔が見られないと不安だったので、元気そうな表情でほっとしました。また、利用したいです」と話していた。(佐藤常敬)