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 東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の児童の遺族3人に文書で殺害を予告したとして、宮城県警は5日、高知県香南市野市町の小学校臨時講師、近森公和容疑者(42)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。「やったことは間違いない」と容疑を認めているという。

 事件は大阪府警、高知県警との共同捜査。捜査関係者によると、2001年に児童8人が殺害された大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)にも、遺族らの殺害を予告する文書が届いた。大川小のものと差出人名が同じだったといい、府警が関連を捜査している。

 宮城県警によると、逮捕容疑は今年1月22~23日、犠牲となった大川小の3人の児童の遺族3人に対し、文書で「殺害する」などと脅したというもの。文書は1月中旬ごろ、報道機関に届いた。消印は高知県内の郵便局で、差出人名は偽名だったという。報道機関から相談を受けた宮城県警が遺族に内容を伝え、自宅周辺などを警備していたという。被害者との接点は今のところ確認できていない。

 捜査関係者によると、付属池田小には昨年9月以降、10通以上の文書が届いた。高知県内の郵便局の消印があったという。

 高知県教育委員会によると、近森容疑者は今年4月から、同県南国市内の小学校で特別支援学級の担任を務めていたという。小学校での勤務態度に問題はなかったという。南国市教育委員会の担当者は「皆様に大変ご迷惑をかけ申し訳ない」と話している。