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WHO、マスク着用の指針を改訂 一般に広く着用を推奨

有料記事新型コロナウイルス

ウィーン=吉武祐
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 世界保健機関(WHO)は5日、新型コロナウイルスの感染予防のためのマスク着用について、最新の知見を反映した指針を公表した。感染が拡大する地域で人と人との距離がとれないときに、一般に広く着用を推奨。健康な人の着用を奨励していなかった姿勢を改めた。布マスクは異なる素材で3層以上の構造とする基準も打ち出した。

 今回改訂された指針ではこれまで通り、新型コロナウイルスの症状がある人が隔離されている場所を離れる際に着用が必要としたほか、感染者と同じ部屋にいる人にも着用を勧める。

 感染が拡大している地域では新たに、公共交通機関や店などで人と人との距離を空けることが難しいとき、マスク着用を推進するよう各国政府に助言した。医療現場で働く人には新型コロナと関係がない部署でもマスク着用を勧める。

 また、これまでの指針では着用を推奨していなかった布マスクについて、WHOが主導した研究の結果をもとに製造の基準を記した。3層構造の外側は防水素材、内側は吸水性の素材、真ん中はフィルターになる素材にするといった例を示した。WHOのホームページで着脱の仕方や洗い方を示している。

 このほか、感染拡大地域では…

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