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 米ミネアポリスで黒人のジョージ・フロイドさんが死亡した事件を受け、カナダのトルドー首相が5日、オタワで開かれた抗議集会に参加し、地面に片ひざをついた。人種差別に明確な抗議の意思を示す象徴的な行為だ。

 片ひざをつく行為は、2016年に米アメフトのコリン・キャパニック選手が始めた。現在全米に広がっている抗議運動でも、多くの参加者や警官がひざをつき、連帯を示している。

 トルドー氏は2日の会見で、トランプ米大統領が抗議デモを軍によって制圧する考えを示したことについて問われ、20秒にわたって沈黙。「私たちはみな、米国で何が起きているのか、恐怖と困惑の思いで見つめている」と言葉を絞り出し、「我々も差別と闘う賛同者になる必要がある。耳を傾け、学び、正すために懸命に努力する必要がある」と訴えていた。(ニューヨーク=藤原学思)