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 沖縄県石垣市の尖閣諸島について、市は、字(あざ)名を「登野城(とのしろ)」から「登野城尖閣」に変更する議案を9日開会の市議会定例会に出す。中山義隆市長が6日、朝日新聞の取材に答えた。行政事務の改善を理由にしている。

 現在、尖閣諸島の字は、石垣島内の市中心部と同じ「登野城」に含まれているが、尖閣諸島を区別し「登野城尖閣」としたい考え。中山市長は、尖閣諸島と石垣島内の登野城地域を市の事務手続きで混同した事例があったとして、「行政事務の効率化を図りたい」と説明している。

 市議会は2018年6月、字名変更を求める決議を賛成多数で可決。その中で「尖閣諸島は我が国固有の領土で、石垣市の行政区域であることは紛れもない事実」「日本政府は、領土問題は存在しないとしているが、取り巻く環境は厳しい中で何ら対策が講じられない現状を憂う」と言及していた。

 尖閣諸島を巡っては中国が領有権を主張している。中山市長は「外交問題になるのでは、という人もいるみたいだが、尖閣諸島はもともと住所も地番や字名もついている。地番や字名が全くない所につけるわけではない」と述べた。(岡田将平)