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 北海道釧路市の鶴ケ岱公園のひょうたん池で、マガモが子育てしていた。のんびりに見えるが、カラスには油断できない。

 1日、マガモの母さんが数羽のひなを連れているところを、岸辺ではカラスが黒い翼を持ち上げて待ち構えていた。

 カラスがひなに飛びかかった。母さんの丸い目が鋭角にとがった。「ぐあっ、ぐあっ」。大きく鳴き立て、ひなを守ろうとする。カラスは上空からしつこい攻撃を仕掛ける。母さんはクチバシを敵に向け、池から飛び上がった。

 ひなの数は減り、カラスは飛び去った。公園では暖かい日差しを浴び、チューリップが見頃を迎えていた。マガモの親子は何事もなかったかのように池の水面を滑っていった。(高田誠)