[PR]

 トランプ米大統領は5日、ホワイトハウスで会見し、同日発表された米国の雇用統計が前月から改善したことについて「米国の歴史上、最大の復活だ」と歓迎した。白人警官の暴行で亡くなった黒人男性のジョージ・フロイドさんにも言及し、「彼にとっても素晴らしい日だ」と述べた。ただ、失業率は依然として歴史的に高く、特に黒人は悪化しているだけに、発言は批判を浴びている。

 5日に公表された5月の失業率は13・3%で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた戦後最悪水準が続いた。しかし、「20%近くなるのでは」という予想もあるなか、結果的には前月の14・7%から改善した。

 トランプ氏は統計の公表直後に臨時会見を設定し、経済再開を重視する方針の効果が表れたと主張。興奮した様子で約30分にわたって話し続け、「我々は250万人の命を救った」「今こそ再建の時だ」などと述べた。中西部ミネソタ州で亡くなったフロイドさんについても「(天から)我々を見下ろして『我々の国で起きていることは素晴らしいことだ』と言ってくれているだろう。彼にとって素晴らしい日だ」と語った。

 米国で新型コロナの感染が深刻化した3月下旬以降、トランプ氏への批判は高まっている。デモ隊への強硬的な姿勢も、世論調査では過半数が支持していない。それだけに、失業率の改善はトランプ氏にとって久々の「朗報」だった。ホワイトハウスの会見は最近、新型コロナの感染を防ぐために記者と記者の間の距離を保っているが、この日は椅子の間の間隔が狭くなった。記者会によると、「見栄えが良いから」と、ホワイトハウス側が配置し直したという。

統計の正確さに問題も

 市場でも「景気回復が想定より…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

980円で月300本まで2種類有料会員記事会員記事の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら