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(6日、中日7―5西武)

 長くレギュラーとして西武を支えた秋山翔吾が昨オフ、大リーグ・レッズに移籍した。これを戦力ダウンに見せないことが、パ・リーグ覇者の大きなテーマだ。欠かせない存在が活躍した。

 新加入のスパンジェンバーグ。「7番・左翼」で先発し、四回1死一、二塁、外角速球をたたき、3ランを左越えに運んだ。2日には巨人の菅野から右越えに、5日は中日の藤嶋からバックスクリーンに運んでおり、満遍なく打ち分けた3戦連続での一発。この日は六回に、2打席連続となる中越え本塁打まで出た。

 愛称は「スパンジー」。走攻守がそろい、2011年にパドレスからドラフトで1位指名を受けた。緊急事態宣言が出されて自主練習だった期間は、「打撃マシンを相手に、真っすぐに振り遅れないことを中心に調整してきた」。その効果か。4本塁打は、いずれも速球系を仕留めている。4月には長女が生まれ、「彼女と時間を過ごせば、調子が上がる」とも言う。

 あとは、春先に苦労した変化球への対応がカギになる。辻監督は「しっかり振れている」と評価しつつ、「公式戦になれば、攻め方は変わる。相手はもっと厳しいところを突いてくる」と手放しでは喜ばなかった。秋山の穴を埋めた上で、リーグ3連覇をつかむためには、自然と求められるレベルは高くなる。(井上翔太)