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 橋本義隆さん(43)が和歌山県田辺市湊の蟻通(ありとおし)神社の宮司になって1年。「知ってもらう機会を増やそう」とSNSを始めたり、年4回「社報」を発行したりと情報発信に努めている。今年4月には神社の由来や説話をまとめた「御由緒書」を刊行した。

 田辺市出身。先代宮司は父方の叔父で、子どものころからよく遊びにきていた。田辺高から日大法学部に進んだが、日本の歴史や文化に興味がわき、国学院大に入り直して神職に。和歌山市の日前宮に勤めていた。叔父の急逝に伴い、宮司となった。

 創建年代は不明だが、古くから「地主神」として信仰を集めてきた。「何か行事があると何十人かばっと集まってきてくれる。氏子さんとの距離の近さに驚きました」。その昔、「ほら貝に糸を通してみろ」と難題を持ちかけた異国の使者に対し、貝に蜜を入れて、アリに糸を結びつけて通してみせた神様が祭神だ。「よそにもある伝説ですが、平安の歌人紀貫之が登場する説話には『紀伊田辺』と明記されています」。境内にそびえるクスノキは樹齢2千年ともいわれ、紀南随一の飲食街「味光路」の一角にありながら境内は森の静けさが漂う。

 新型コロナウイルスは、周辺の…

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