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 新型コロナウイルスの影響により、中東派遣の哨戒機部隊が交代できなくなっている問題で、今月中旬にも交代要員が現地に送られ、7月前半には任務を交代できる方向になった。関係者への取材でわかった。拠点を置くジブチ政府との間で調整がついたという。

 政府関係者によると、交代部隊の約60人が今月中旬にも、チャーター機でアフリカ東部に位置するジブチに向かう。到着後は2週間ほどの隔離措置を経て、7月前半には任務を引き継ぐ予定。現派遣隊の約60人はチャーター機で帰国し、到着後は2週間隔離され、その後に帰宅できる。出国した1月上旬からの任務期間は半年に及ぶことになる。

 P3C哨戒機の部隊は、中東海域の情報収集と、ソマリア沖アデン湾での海賊対処を兼務中で、これまでは3カ月をめどに交代していた。現在派遣中の部隊については、整備の期限が迫っていた機体2機だけを4月末に交換。それと同時に交代するはずだった要員は、ジブチにそのまま残って任務を継続している。新型コロナの影響でジブチへの入国が制限され、交代部隊を送る調整がつかなくなっていた。(伊藤嘉孝、寺本大蔵)