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 中国政府は7日、新型コロナウイルスをめぐる自国の対応についてまとめた初の白書を発表した。昨年末から迅速に感染を抑え込み、透明性のある公開に努めたと主張し、米国などが指摘する「情報隠し」に反論した。一方、会見した幹部は、国への通報システムなどに不備があった点は認め、改善をアピールした。

 白書は「中国は生命と安全を第一に最も厳しい措置を取り、ウイルス感染を有効に遮断した」と強調した。会見した国務院新聞弁公室の徐麟主任は、5月末までに治癒率が94・3%に達した点を踏まえ「経験の共有には価値がある」と白書発表の狙いを語った。

 米国や国外メディアが指摘する通報の遅れや情報隠しについて、白書は「歴史や国際社会に責任ある態度で対応した」と主張。中国への責任の押しつけや政治問題化する動きに「断固反対する」とした。

 国家衛生健康委員会の馬暁偉主任も会見で「データ公開が遅れて感染が広がったという指摘は事実に反し、同意しない。現在まで人類が理解していることは、非常に限られている」と述べた。ただし、現場の医師や研究者らの権限が弱く、通報システムなどに問題があった点は認め、「重大伝染病の早期発見につながるよう改善を図っていく」とした。(北京=冨名腰隆)