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 新型コロナウイルスの影響で全国高校総合体育大会(インターハイ)や全国高校野球選手権大会などが中止となり、晴れ舞台でプレーする機会を失った高校生の進路選択をどう支援するのか。スポーツ庁の鈴木大地長官は、SNS上で選手のプレー動画を拡散する民間のプロジェクトが、スポーツ界にある二つの壁を取り払うきっかけになると期待する。

 プロジェクトは、ツイッターなどに「#○○(競技名)を止めるな2020」などとタグをつけて選手らがプレー動画を発信するもので、ラグビーを中心に様々な競技に広まりつつある。鈴木長官は「SNSに自分の動画を投稿して大学進学が決まった、という話を聞いた。素晴らしい。この流れが定着するといい」と語る。

 鈴木長官が「動画による評価が根付けば、取っ払えるのでは」と考える二つの壁のうちの一つが、大学のスポーツ推薦の画一的な基準だ。「例えば『全国大会8強』が審査を受けられる最低基準になっていた。でも、私はそこで線引きするのはおかしいと思っていた。特に団体球技では県大会1回戦負けでも、キラリと光る素材がいる。画一的な制度があるから中学生は強豪高に進もうとして、進路の選択肢を狭めてしまっていた。推薦基準の最低ラインを取っ払えば、スポーツがもっと全国に広がる可能性がある」

 もう一つは他競技への転向だ。スポーツ庁は2017年度に始めた「J―STARプロジェクト」で選手の転向支援を進めているが、浸透しているとは言い難い。鈴木長官は「動画で球技をやっている選手の走り方を見て、『陸上をやれば伸びる』と考える指導者がいるかも。どこかに思わぬチャンスが転がっている。オープンな勧誘や評価が確立したら面白い」と話す。

 1988年ソウル五輪の競泳男…

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