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 プロ野球の練習試合は7日、今年度に不惑を迎える「松坂世代」の2投手が登板した。一人はソフトバンクの和田毅。もう一人は、世代を代表する西武の松坂大輔。果たして、2人の登板結果は――。

松坂は中継ぎで無失点 

(西武11―1中日)

 西武の松坂が、3月22日以来となる対外試合のマウンドに上がった。本来の役割は先発だが、この日は六回、3番手で登板。先頭に四球を与えたものの、1イニングを無失点に抑えた。

 前回登板の後、3月下旬には右ひざにコンディショニングを目的とした注射を打っていた。以降は全体練習でも別メニューとなっただけに、この日のテーマは「試合勘を取り戻す」。降板後は「フォーシーム(素直な軌道の直球)を中心に投げたい」と、ブルペンでも捕手を座らせて投げた。

 首脳陣は試合後、今後は2軍戦で先発として調整させる方針を明らかにした。西口投手コーチは「ある程度の球数とイニングを投げられるように。このまま状態を上げてもらえれば、マウンドに立つ日も、そう遠くない」と話した。

拡大する写真・図版西武の松坂

和田、開幕へ調整は最終段階

(阪神2―1ソフトバンク)

 衰え知らずの投球だった。39歳のソフトバンクの和田が4回3安打2失点。北條の2ラン以外は、ほぼ完璧だった。キャンプから順調で、故障に泣いた過去2年とは違う。工藤監督は「内容も投げている姿もよかった」と評価した。

 一回2死から高山を144キロ直球で空振り三振に退けると、回をまたいで3連続三振。まっすぐで相手打者を差し込み、チェンジアップを織り交ぜて計5三振を奪った。

 日米通算135勝の左腕は数少ない失投を反省した。三回の被弾は直球が真ん中に入った。「自分のフォーム的な問題だと思うので。何球かに一回は出てしまう。そういうのを本番では出さないように、しっかり修正したい」。開幕ローテーション入りは確実で、調整は最終段階に入った。

 1980年度生まれの「松坂世代」。島根・浜田高では2、3年夏に踏んだ甲子園のマウンド。この日は無観客だったが、「今は我慢の時期なので」。続けて「高校球児の憧れの地で投げさせてもらえたのはありがたい。そういう思いも、しっかり思いながら投げました」と語った。(伊藤雅哉

拡大する写真・図版ソフトバンクの和田