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 香港の「逃亡犯条例」改正案をめぐり、主催者発表で100万人規模の抗議デモが起きて9日で1年になる。その後も続いたデモで改正案は廃案となったが、若者らの激しい訴えに中国は危機感を深め、国家安全法制による統制強化に踏み切った。香港を覆う不安と無力感。中国が描く国家戦略も狂いが生じている。

 香港での反体制的な動きを取り締まる国家安全法制の導入が公表された直後の先月24日、香港島の繁華街に数千人が集まった。「香港独立が唯一の道だ」と叫ぶ若者らに、警察はちゅうちょなく催涙弾を撃ち込み180人余を拘束した。

 デモの景色はこの1年で大きく変わった。

 昨年6月9日、子どもやお年寄りも含む103万人(主催者発表)の市民が大通りを埋め、平和的に行進した。中国からの独立を訴える姿はほぼ皆無だった。

 街頭では多くの警察官が交通整理にあたり、「車に気をつけて」と参加者を気遣う場面もみられた。

 その後のデモにも十数回加わっ…

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