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 自宅でひとりで倒れていた福岡市中央区の80代女性の救助に貢献したとして、中央署は郵便局員の前平美紀さん(47)=福岡市南区=に感謝状を贈った。

 女性は、前平さんが勤務する郵便局に10年以上通う顔なじみ。以前女性が入院したときも見舞いに行くほど親しい間柄だった。

 前平さんは5月14日、知人から「女性に贈り物をしたが不在で送り返された。連絡もつかない」という電話を受けた。自分も何度も電話したがつながらない。

 心配になって午後7時すぎ、家族を連れて女性の家を訪ねた。すると、郵便受けには新聞や郵便物がたまっていた。部屋の電気もつけっぱなしで、急いで110番通報。駆けつけた警官らとともに鍵を開けて中に入ると、2階の部屋で倒れている女性を見つけた。

 女性はこの3日ほど前に、脳梗塞(こうそく)を起こしてひとりで倒れていた。現在は市内の病院に入院し、回復してきているという。

 5月29日にあった感謝状の贈呈式で前平さんは、「あきらめて次の日また来ようかとも思ったが、救助できて良かった。安心している。元気になって、笑顔でまた郵便局に来てほしい」と話した。(宮坂知樹)