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 埼玉県警熊谷署は5日、熊谷市内の交差点内で軽乗用車にはねられた男性を安全な場所に退避させて二次被害を防いだとして、行田市南河原、会社員加瀬田智行さん(45)、歩美さん(39)夫妻に感謝状を贈った。

 事故は5月6日午前9時45分ごろ、熊谷市広瀬の国道140号と県道が交わる「運動公園前交差点」で起きた。国道の横断歩道を歩いていた近くの70代の男性が、県道から右折してきた軽乗用車にはねられた。

 墓参りのため、智行さんは秩父方面に乗用車を直進走行中。するとはね飛ばされて路上に倒れ込む男性の姿が目に入った。とっさに安全に駐車できる場所を探した。交差点を右折した場所に駐車場を見つけた。すぐさま歩美さんと男性のもとに駆けつけた。意識がしっかりしていることを確認し、男性に肩を貸して迅速に駐車場に避難させた。

 この間、歩美さんが119番通報、救急車が到着するまで男性を励まし続けた。男性は右足を骨折したが、命に別条はなかったという。

 署は2人の沈着冷静な行動をたたえた。智行さんは地元消防団で十数年にわたって活動しているという。「日ごろの訓練の成果です。慌てずに救助ができました」と話した。(坂井俊彦)