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 財務省が8日発表した4月の国際収支(速報)で、モノやサービスの取引、投資による国内外のお金の出入りを示す経常収支の黒字額が、前年同期比84・2%減の2627億円になった。新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な経済活動の停滞を背景に、輸出が大きく落ち込んで貿易収支が赤字になったことが響いた。

 経常収支の下げ幅(1兆3986億円減)は、2009年3月以来の大きさ。貿易収支は9665億円の赤字で、輸出額は米国向けなどの自動車で大幅に減った。

 旅行中の宿泊や飲食費などのお金の出入りを示す「旅行収支」は225億円の黒字にとどまった。訪日外国人客の減少を受けて3カ月連続で黒字幅が縮んだ。財務省は、貿易収支や旅行収支について「厳しい状況がもうしばらく続く」との見通しを示している。(永田大)