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 拡大を続けてきたグローバルな人の動きを、新型コロナウイルスが止めた。国境の遮断や都市封鎖、旅行の自粛。世界を自由に移動できる時代は、もはや元には戻らないのか。その先にどんな未来が待つのだろうか。「人の移動」の研究で知られるジェームズ・ホリフィールドさんに尋ねた。

 ――世界中であれほど盛んだった人の動きが、コロナ禍で停滞してしまいました。

 「何十年にもわたって、私たちは移動の自由が保障された世界に暮らしてきました。多くの人が飛行機に乗り、会議に出かけ、知人に会っていました。それがピタリと止まった。影響は劇的です」

 ――自由は取り戻せますか。

 「国際間の移動はいつか復活するでしょう。ただ、移動の自由と密接に結びついてきた『移住の可能性』は大打撃を受けるのではないでしょうか。1951年に採択された難民条約などによって、我が身に危険が及んだ人々には移住の権利があります。その権利が元の姿に戻らないかもしれません。仕事を求めて国外に出る移民に対して、風当たりが強まるに違いありません」

 ――移民規制が強化されるのでしょうか。

 「移民政策は四つの要素のせめぎ合いとバランスで決まります。市場、人権、治安、文化です。危機の際は治安の比重が高まり、移民は安全保障上の脅威と見なされます。今回は公衆衛生上の脅威と見なされる可能性が加わります」

 「移民を制限したい政府や政治…

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