演奏はマスク着用、ブラボーは禁止――。新型コロナウイルスの感染拡大で、活動を停止していたオーケストラや音楽ホールが動き出している。公演には「3密」の回避が必須。リスクの軽減と生の音楽を楽しむ文化をどう両立させるのか。立ちはだかる課題を前に、現場の手探りも始まった。
大阪・中之島のフェスティバルホールは、今月26、27日に大阪フィルハーモニー交響楽団(大阪市)の定期演奏会を開く。実質的なイベントの再開だ。そのためにいま、入り口に置く検温用のサーモグラフィーを手配中。客席や手すりを消毒するためにスタッフの増員も必要だ。
舞台上も様変わりする。大阪フィルによると、間隔をとるために100人近い大編成を半数以下にするという。プログラムの変更も考えている。
座席数は約2500席で、入場…
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