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 6月18日告示、7月5日投開票の東京都知事選について、小池百合子知事が、都議会最終日の10日にも、立候補を表明する意向を周辺に伝えていたことがわかった。小池氏の意向を踏まえ、自民党は、小池氏を推薦することを視野に調整を進めている。小池氏と自民は前回2016年の都知事選や17年の都議選、衆院選で対峙(たいじ)してきた経緯があり、推薦に至れば異例の対応となる。

 都議会最終日の10日には、新型コロナウイルス対策の5832億円の補正予算が可決される見通し。関係者によると、補正予算の成立を受け、小池氏は同日中に再選出馬を表明する見込み。ただ、感染拡大がさらに進んだ場合、表明を延期する可能性もある。

 自民党幹部は8日、都知事選への対応について「小池さんが推薦を求めてくれば応じる」と述べ、小池氏の要請があれば推薦する考えを示した。

 小池氏は、16年の都知事選で自民都連を「ブラックボックス」と批判し、自民、公明両党の推薦候補を破って初当選。17年7月の都議選では地域政党「都民ファーストの会」を率いて、都議会自民を歴史的大敗に追いこんだ。一方、同10月の衆院選で、小池氏は希望の党を結党して自民に挑んだが、惨敗した経緯がある。

 都知事選に向け、自民都連は昨年6月に候補者選考委員会を立ち上げ、独自候補の擁立を模索したが、党本部は、コロナ対策にあたる現職との対決は避けるべきだとして、独自候補の擁立を断念していた。都連と協議した上で、近く小池氏支援の方向性を決める。

 知事選をめぐっては、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)が無所属で立候補を表明し、立憲民主党、共産党が支援する。元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)も出馬の意向を示している。