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 山口県岩国市の米軍岩国基地は8日、新型コロナウイルス感染対策として、市内の小中学校や保育施設に子どもを通学、通園させないようにしていた軍人・軍属向けの規制や、日本人従業員らへの要請を解除した。これを受け、通学を控えていた子どもたちが一斉に登校した。

 市教育委員会によると、新型コロナを理由に休んだ児童生徒はこれまで毎日100人以上いたが、この日は11人に減少した。基地関係者の子どもは100~200人がやむを得ない事情による「出席停止」となっていたが、ほとんどが登校した。新学期で初めての子もおり、基地近くの愛宕小学校では担任らが「早く溶け込めるよう仲良くしましょう」と呼びかけた。

 基地外の学校への登校自粛を巡る基地側の措置については、市民団体が「教育を受ける権利の侵害にあたらないのか」と知事らに公開質問状を出している。(具志堅直)