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 10年間備蓄しても効果が衰えない高性能マスクを、愛知県豊橋市のメッシュ製品製造会社が商品化した。網目の隙間が髪の毛の1千分の1という細かいメッシュを独自開発し、未開封での消費期限10年と、従来製品の3倍以上の性能を実現させたという。

 「備蓄高性能マスク」を開発したのはtantore(中河原毅社長)。フィギュアスケートの羽生結弦選手らも使った高性能マスクを製造する同市の「くればぁ」から、2018年2月に中河原社長が独立して立ち上げた。古民家を倉庫や作業場に改造し、現在の従業員は11人。

 中河原社長は、微小粒子状物質PM2・5、エボラ出血熱、中東呼吸器症候群(MERS)、新型コロナウイルスなど、数年間で世界的にマスクが必要とされる社会現象が相次いだため、耐久性に焦点をあてたマスク開発を探った。

 従来のマスクは、ウイルスなどの粒子を除去する静電気吸着処理の効果が徐々に衰えるため、消費期限は3年程度だった。tantoreは、網目の隙間が医療用のN95マスクの3分の1というメッシュを開発して6層重ねにしたため、静電気処理が不要となり、耐久性が飛躍的に伸びた。

 さらに、検査機関の試験では、洗濯機で100回洗っても効果がほぼ変わらなかったという。

 「備蓄高性能マスク」はL、M、Sがあり、9900円。顔のサイズに合わせたセミオーダー品は1万1千円。いずれも送料、消費税込み。インターネットで予約を受け付けており、6月15日に発送を始める。スポーツや医療関係者から予約が相次いでいるという。問い合わせは同社(0532・37・1157)へ。(本井宏人)