拡大する写真・図版フロントライン「都知事選前夜」

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 迫り来る夏の首都決戦。独自候補を立てられない国政与野党の存在感がかすむ一方、いまだ立候補を表明しない小池百合子・東京都知事(67)は何を思うのか。

 衆院議員会館にある立憲民主党の枝野幸男代表(56)の事務所に今月2日、都連会長を務める長妻昭・選挙対策委員長(59)ら幹部が顔をそろえた。「勝負にならない」。出席者の一人はそう漏らし、肩を落とした。

 落胆の要因は、立憲が5月下旬に実施した都知事選の情勢調査だった。40%を超える支持を集めた小池氏に対し、調査の選択肢に挙げられたほかの想定候補は、いずれもダブルスコア以上で水をあけられていた。野党内の一部が期待したれいわ新選組の山本太郎代表(45)にも、勢いは見られなかった。

拡大する写真・図版記者会見する「れいわ新選組」の山本太郎代表。都知事選への対応について問われ「小池さん、圧勝でしょ。対抗馬として立つのはなかなか難しい」と答えた=2020年4月30日、東京都千代田区、小泉浩樹撮影

 新型コロナ対応で陣頭指揮を執る小池氏の存在感は、知事選が近づくにつれ高まるだろう――。与野党内ではそんな観測が多く、18日の告示まで2週間余りで「勝てる候補」を探し出すのは困難だった。立憲が主導する形での候補者の擁立は、事実上なくなった。

 6月3日夜、長妻氏は都内であった会合で、すでに無所属での立候補を表明していた元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)を「応援していきたい」と語った。都知事選では、自民党もすでに独自候補の擁立を断念しており、国政の与党と野党第1党がともに自前の選択肢を有権者に示せないことになった。

 1400万人近い人口を抱える首都・東京のトップ選びは注目度が高く、選挙の結果はその後の国政にもしばしば影響を与えてきた。立憲など野党も当初は候補者の擁立を模索した。

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