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 岡山県勝央町は、町内の特別養護老人ホーム「南光荘」で、入所者11人が職員から腹部をひもで縛られるなどの虐待を受けていたと明らかにした。関与した職員は22人に上り、虐待は日常的に行われていた。施設側は虐待を認め、入所者と家族に謝罪したという。

 町や施設によると、遅くとも2年前から今年3月にかけ、職員が入所者のズボンの腰ひもを強く縛ったまま放置するなどの虐待行為を繰り返した。職員らは町に対し「おむつに触れないようにするためだった」と説明したという。「やかましい」などの暴言や、時間内に終わらない入所者の食事を途中で片付ける行為も確認された。

 3月に匿名の通報があり発覚。施設側は主導的な役割を担ったとする職員4人を虐待や調査妨害を理由に解雇した。4人は解雇を不服として労働審判を申し立てたという。(田辺拓也)