面積にして日本の80倍に及ぶ広大なアフリカでは、全54カ国で新型コロナウイルスの感染が確認されました。世界保健機関(WHO)は「感染防止対策に失敗すれば、アフリカでこの1年間で数千万人が感染し、最大で19万人が亡くなる恐れがある」と警告しています。南アフリカ共和国・ヨハネスブルク支局の石原孝記者に状況を聞きました。
Q まずは南アフリカについて教えてください。
A 3月26日深夜からロックダウン(都市封鎖)が始まりました。州をまたいで移動することは禁止され、自宅からの外出もスーパー、薬局、銀行などを除くとすべて禁じられました。ジョギングや犬の散歩といった、他の国では認められることもある活動も、南アフリカではできませんでした。5月から制限は緩やかになっています。
また、酒とたばこの販売が禁止になりました。たばこについては、制限緩和後も禁止が続いています。
たばこは、新型コロナによる肺炎が喫煙者で重症化しやすい、死亡につながりやすいという報告が出ているからです。たばこ業界が訴訟を起こす構えを見せていたんですが、政府はつっぱねました。
Q コロナ対策でアルコール類を禁じたというのは、あまり聞いたことがありませんね。どんな理由があるんですか。
A 警察によると、南アフリカで…
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朝日新聞国際報道部